アルテシアナイト


アルテシアナイト Artesia Night


フランスのパリからイタリアの魅力的な都市とを結ぶ夜行列車がアルテシアナイトです。
アルテシアとは、フランスとイタリア間を結ぶ列車のブランド名と合弁企業名。フランス国鉄とイタリア国鉄が共同で運行しています。
近年ダイヤの改正があり、現在は一日に2往復が運行されています。

列車自体はホテルトレインとしてユーロナイトの系統に組み込まれていますが、アルテシアナイトには行き先に応じて「スタンダール」および「パラティーノ」とそれぞれ名称がつけられています。
終生イタリアに憧れ、『赤と黒』などで知られるフランスの文豪の名を付けたスタンダール号は、ディジョンやミラノを経由し、ヴェネチアまで至ります。
一方のパラティーノ号は、途中ディジョン、そしてイタリアのフィレンツェを経由して、名前からも想像できる通り、ローマへと向かいます。

どちらの便も途中でスイスを経由し、一度の移動で3カ国間をまたぎます。乗車時にチケットとパスポートを乗務員に預けておけば、出入国などはすべて代行してくれます。
寝台車は寝ている間に長距離移動できるということが第一の魅力ですが、列車に乗ったまま国境を越えるのは、島国である日本では決してできない経験です。ヨーロッパの鉄道に乗車するもうひとつの魅力は、ここにもあります。

また、アルテシアナイトには、パリ~ミラノ間を除き、食堂車が連結されています。
現在のヨーロッパの列車では、合理化の波を受けて夜行列車でも食堂車が消えつつありますが、昔ながらのフルコースを味わうことができるのはアルテシアナイトならではの魅力。食のイタリアにふさわしく、パスタに始まりメイン、食後のデザートまで、車窓の風景と一緒に楽しむことができます。

車両設備およびサービス共通サービス


•ペットボトルの飲料水が用意されています。
•ウェイクアップサービスがあります。
•食堂車をご利用できます。

普通寝台

各個室に洗面台が完備されています。

シングル : 1人部屋
ダブル : 2人部屋 (*)

T3 : 3人部屋 (*)

[共通]

•洗面台に電気カミソリ用ソケットがあります。
•アメニティーのご用意。
•エアコン完備。
•各部屋のドアに鍵と覗き穴があります。
•リクエストされた時間にアテンダントによるベットメイキングのサービス。
•朝、各部屋へ新聞のデリバリーがあります。
•コーヒーとクロワッサンの朝食セットをお部屋で召し上がることができます。 (朝食代は運賃に含まれております。)
*ダブル/T3

相部屋の場合、男女別となります。カップルや家族でご利用の場合は、同室となります。

クシェット(簡易寝台)

(男女相部屋となります)

•各車両の両端に洗面台およびトイレが用意されています。
T4 : 4人部屋

•エアコン完備
•2車両に1名のアテンダントがいます。
•女性専用コンパートメントがあります。
T6 : 6人部屋
•アテンダントによるサービスがあります。

食堂車•食堂車はディナーと朝食時にご利用可能です 。
•ディナーの予約は車内でのみ受け付けています。車掌に予約の旨をお伝えください。
•50席の車両が2両接続されています。

主要路線と停車駅発/着 所要時間
スタンダール号 パリ(注)~ヴェニス

ディジョン、ミラノ、ブレシツァ、ヴェローナ、ヴィチェンツァ、パドヴァを経由。

パラティーノ号 パリ(注)~ローマ

ディジョン、ピアチェンツァ、パルマ、ボローニャ、フィレンツェを経由。


(注)パリの発着駅はベルシー駅となります。イタリア方面の昼間の発着駅であるパリ・リヨン駅とは異なりますので、ご注意ください。

所要時間発/着 所要時間
パリ~ミラノ 約9時間15分

パリ~ヴェニス 約13時間

パリ~ボローニャ 約9時間50分

パリ~フィレンツェ 約12時間10分

パリ~ローマ 約14時間40分


駅でのサービス•シングル、ダブルおよびT3を利用される方は出発駅のラウンジを利用できます。
(ラウンジでは電話・FAX等のサービス、テレビ/ビデオの視聴、コンピューター用通信端子などが利用可能。なお、一部有料のサービスがあります。)
•パリ、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマの各駅では、プラットホームにて出発時と到着時に出迎えのサービスがあります。

料金体系アルテシアナイトのチケットは、乗車券と寝台券がセットとなった包括運賃チケットとなっております。

ご乗車にあたり、必ず事前に寝台の予約が必要になります。

予約は乗車日の90 日前から可能です。

料金プラン 内容
ノーマル料金 通常料金となります。子供料金は、乗車日に4歳以上12歳未満の場合に適用。

ただし、4歳未満で寝台を使用せず両親と同じベッドを利用する場合は無料。

キャンセルおよび変更が可能です。(別途手数料がかかります。)

早割り料金 年齢制限はありません。ノーマル料金の約25%割引となります。

キャンセル、変更はできません。

パスホルダー料金(注) 有効な下記のパスをお持ちの方に適用されます。

*ノーマル料金に対し、お席の数が少なくなっております。

*パスのみではアルテシアナイトに乗車できません。

必ず事前にパスホルダー料金にてアルテシアナイトのチケットを購入する必要が あります。

「パスホルダー料金」が適用されるパス(乗車区間の全区間をカバーするパス所持者に適用されます)

ユーレイルグローバルパス

フランスとイタリアの両方が選択されたユーレイルセレクトパス

ユーレイルフランス-イタリアパス

*フランスおよびイタリアのどちらか1ヶ国のみがカバーされているパスをお持ちの方はお問い合わせください。

*注意:

•フレキシータイプのパスでパスホルダー料金を利用する場合、乗車日の翌日をパスの使用日としてご記入ください。(19時ルール(注)が適用されます。)
•2等のパス所持者もパスホルダー料金にて普通寝台(ダブル、T3)、簡易寝台(T4およびT6)のいずれも利用することが出来ます。
なお、シングルのパスホルダー料金は用意されておりません。
•パスホルダー料金を利用する場合は、列車乗車までに所持するパスをヴァリデーション(注)しておかなければなりません。
(注)パスホルダー料金について:

パスを乗車券の代わりに利用し、座席指定券のみを差額で購入すること。



(注)パスのバリデーションについて
パスは、そのままではご利用になれません。ご乗車の前に必ず駅窓口でパスポートとパスを提示し、乗車開始の手続きをする必要があります。

また、フレキシータイプのパスをご利用の場合、乗車日ごとに日付を記入する必要があります。

なお、パスは発券後6ヶ月以内に使用を開始しないと期限切れになってしまいます。期限の切れたパスの再発行はできませんので、十分注意してください。

弊社でもバリデーションができますので、ぜひご利用下さい。一枚あたり1,000円/1名様となります。

(一度バリデーションを行ったパスは払戻できませんので、ご注意下さい。)




(注)19時ルール:フレキシータイプのパスを利用している方が19時以降の夜行列車を利用する場合には、乗車の日程が2日にまたがっていても、2日分をカウントせずに翌日の日付だけで乗車できるルールのこと。

キャンセルおよび払戻条件料金プラン キャンセルおよび払戻条件
ノーマル料金 変更及びキャンセルの際は、日本出発5日前までに弊社宛にチケットをご送付下さい。

手数料15%(最低\2000)がかかります。それ以後のキャンセルおよび変更はできません。

早割り料金 発券後の変更及びキャンセルはできません。
パスホルダー料金 発券後の変更及びキャンセルはできません。

乗車の際の注意アルテシアナイトの乗車時に特別なチェックイン手続き等はありません 。そのままご乗車ください。

チケットの確認とパスポートコントロールは、車内にて行なわれます。



*上記内容は予告なく変更となる可能性があります。予めご了承くださいませ。

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区間乗車券をオンライン(その場)で検索・予約できます。

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鉄道パスと乗車券の比較

1つの国の中で1~2区間だけを利用する場合なら、パスを購入するより
乗車券が割安な場合がほとんどです。 特にイタリアではローマ、フィレンツェ等
人気4都市間だけを移動する予定であれば、乗車券の方が割安です。
一方国際列車や長距離の移動、周遊旅行をご希望の場合には、
ツインパス/セーバーパス等を上手に利用することをおすすめします。
スイスパスなど特典が多く、現地に行ってからの細かい出費が割引になり、
最終的には割安になることもあります。 目的に合わせて使い分けてみてください。

予約時期について

指定券は乗車日の1ヶ月前から(ユーロスターのみ120日前)の発売となります。
通常5月末と11月末のタイムテーブル変更の時期には、2ヶ月前を切った場合でも
予約が入らない場合があります。

2区間乗車するのに、乗車券が1枚です。有効期限は・・

日本発券の区間乗車券は有効期間が6ヶ月、この間でルート上の途中駅では
何度でも途中下車ができます。(ただし、引き返すことはできません)
例えばローマ発ベネチア行(経由フィレンツェ)という乗車券では、
ルート上のフィレンツェで滞在することができます。

ヨーロッパの列車予約について

ヨーロッパでは多くの国で構成されており、鉄道も複数の会社で運行されています。近年、ヨーロッパの列車は高速化に伴い、予約が必要な列車が増えています。一見複雑に見えるヨーロッパの列車ですが、予約については大きく3つに分けられます。

予約が必要な列車(全席指定制)

ユーロスターやタリス、TGV、AVEといった包括運賃チケット(=ジャーニーチケット)の列車やイーエススター、チザルピーノなどの高速列車、一部のECやIC(主に中欧エリア)などがこれに該当します。これらの列車は定員制を採用しているため、予約をしなければ基本的に乗車できません。また、夜行列車も基本的には、予約が必要と考えたほうが安全です。予約無しで乗車してしまうと、罰金的要素を含んだ料金を請求される場合もあります。

予約ができるが予約しなくても乗れる列車(任意予約制)

ドイツのICEをはじめ、ヨーロッパの一般的な新幹線は、日本のように自由席車両と指定席車両の区別はありません。予約されている場合は、座席の背もたれが座席の上に、予約区間を示した札が表示されています。代表的な列車は、ユーロシティやインターシティなどの特急列車です。予約しなくても利用はできますが、長時間の移動に利用する場合は、予約することをおすすめします。これらは国やエリアによって条件が異なりますので、各鉄道会社の公式サイトや時刻表などで出発前に確認しておきましょう。

予約ができない列車

ドイツのREやフランスのTER、イタリア IR ・D などの近郊列車やローカル列車などは、予約ができませんが、予約をしなくても利用できます。また、登山列車などを個人旅行で利用する場合も、予約無しで利用できます。これらの列車は、日本でいうなら通勤列車や快速列車、各駅列車にあたります。ベネルクス3カ国エリア内で運行しているインターシティも、このカテゴリーに該当しており、予約なしで利用できます。

ヨーロッパの夜行列車について

shindai1.jpgドイツのREやフランスのTER、イタリア IR ・D などの近郊列車やローカル列車などは、予約ができませんが、予約をしなくても利用できます。また、登山列車などを個人旅行で利用する場合も、予約無しで利用できます。これらの列車は、日本でいうなら通勤列車や快速列車、各駅列車にあたります。ベネルクス3カ国エリア内で運行しているインターシティも、このカテゴリーに該当しており、予約なしで利用できます。



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ヨーロッパの夜行列車の設備は、大きく3つに分けられます。寝台を利用する場合は、予約が必要となります。座席も全席指定制の列車の場合は、予約が必要となります。

個室寝台
寝台車は各部屋毎にドアで区切られ、1人部屋・2人部屋(まれに2等では3~4人部屋)
があります。 相部屋の手配も可能ですが、通常男性用・女性用と性別により部屋を分けますので、カップルでのご利用には不向きです。
シングル(1等 1名部屋) ダブル(1等 2等 2名部屋)T2(2等2名部屋) T3(2等3名部屋) T4(2等4名部